席題 〜俳句の句会の様々な形式A〜

 句会の当日、俳句に詠み込む季語や言葉が、はじめて参加者に告げられるような句会の方式を「席題」と呼びます。

 席題の句会では、会場の目立つ場所に席題を書いた紙などが貼られており、参加者は、会場に到着してそのお題を見てから、即興の俳句を作り投句します。
 なお、投句後の句会の進行は、一般的な句会と同様になります。

 前もってお題が告げられている「兼題」の場合は、参加者は何日もかけて納得のいく俳句を仕上げてくることができます。
 しかし、「席題」ではそうはいきません。

 席題の句会では、これまでに培ってきた知識・技量と想像力とをフルに働かせて、その場に無いものを短時間で詠まなくてはなりません。

 例えば、「新蕎麦」が席題とされた場合は、過去に新蕎麦を味わった体験などを思い出しながら、実際にはそこに無い蕎麦をまるでツルツルすすりながら詠んだような、リアリティのある俳句を生み出さねばなりません。

 ゆえに、席題は初心者にはかなり難しい句会の方式であるといえます。

 ですが、少し慣れてきた俳句作者にとっては、席題句会は思いがけない佳句が生まれたりする、とても楽しい時間となります。

 はじめはトンチンカンな句を作ったりしてしまうこともありますが、恥を恐れずに積極的に席題の句会に参加し、想像力を高めていきたいものです。



≪おすすめ商品≫

歳時記の収録されている電子辞書
==============================
CASIO エクスワード XD-D6500GD


 以前は、句会・吟行といえば、辞書や歳時記などを持参しなければならず、これが結構重いものでした。

 しかし、今は歳時記入りの電子辞書が登場したおかげで、ずいぶん持ち物が軽くなりました。

 例えば、左の電子辞書には、次の歳時記が納められています。

合本俳句歳時記 四訂版
現代俳句歳時記
(春・夏・秋・冬・無季)
ホトトギス俳句季題便覧


 また、次のような収録コンテンツも、きっと俳句の実作、吟行に役立つでしょう。

広辞苑 第六版
全訳古語辞典 第三版
漢語林


 読めない漢字も手書きで検索できますし、俳人にとっては実にありがたいですね!

 この電子辞書には、他にも、百科事典や、日本と世界の文学作品(各1000作品)等、さまざまなコンテンツが収められていて、とにかく飽きません。
 世の中便利になったものです。



≪おすすめ歳時記(初心者向け)≫

今はじめる人のための俳句歳時記 新版 
==============================
■ 初心者のことを本当にわかっている歳時記です!


 これから俳句を始めてみようと思っている人、今後俳句を続けるかまだ決めかねているけど、とりあえず始めてみた人などのための歳時記です。

 @まず最初に使いこなせるようになりたい重要季語に的を絞っている、
 A覚えておきたい名句が例句として採用されている、
 B俳句Q&A・句会の方法など、初心者の知りたい情報を巻末にまとめてある、
 Cコンパクトで持ち運びに便利、
 D値段がお手頃


 …等、初心者がはじめに手元に置くには、最適の特徴を備えた歳時記です。

 「私が初学の頃にも、こんな歳時記があったらよかったのに…」と思える一冊です。



≪おすすめ歳時記(初心者&上級者向け)≫

合本俳句歳時記 第四版
==============================
■ 春夏秋冬・新年… コンパクトな一冊に日本の四季が詰まっています!


 合本俳句歳時記は、持ち運びに便利なサイズで、値段も手頃なのに、春夏秋冬・新年、全ての季節の季語が掲載されています。

 大学の俳句会に参加するようになった私が、初めて買った歳時記も合本俳句歳時記でした。

 踏青(春の季語)、薄暑(夏の季語)などそれまで知らなかった言葉や、髪洗ふ(夏の季語)、木の葉髪(冬の季語)など意外な季語と出会うことができ、毎晩、夢中になってページをめくったことを覚えています。

 当時の私が買ったのは第二版でしたが、左の『合本俳句歳時記・第四版』は、季語の解説や掲載されている類語がさらに充実し、初心者にも上級者にもお薦めです。
 これから俳句に誘ってみようと思っているお友達へのプレゼントにも最適です。



≪おすすめ歳時記(上級者向け)≫

カラー版 新日本大歳時記 愛蔵版
==============================
■ 写真・絵の豊富な大歳時記です!


 『カラー版 新日本大歳時記』は、かつて春・夏・秋・冬・新年の全5巻に分けて発売され、大ベストセラーとなった歳時記です。

 “愛蔵版”は、その内容が一冊にまとめられたもので、購入しやすい値段となりました。

 この歳時記は、季語の詳しい解説や古今の名句に加え、写真や絵も豊富に掲載されていて、俳句の勉強になるのはもちろんのこと、鑑賞していて飽きない芸術性の高い一冊でもあります。

 私は、愛蔵版が出る前の全5巻を持っているのですが、この歳時記のおかげで俳人としてスキルアップし、かつ、日本の風土と文化の素晴らしさを再確認することができました。
 この歳時記は、私の俳句生活におけるかけがえのないパートナーであり、大切な財産でもあります。


 

俳句の作り方 〜初心者入門と季語・切れ字の使い方〜
●● トップページへ ●●


姉妹サイト 「季語めぐり 〜俳句歳時記〜」へ
posted by 凡茶 at 18:58 | Comment(0) | 俳句会や吟行について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント